2023春学期の振り返り

お久しぶりです。前回の振り返りから色々変化があったので学業以外のことについても書こうと思います。

 

過去の記事:

2021春学期の振り返り

2021秋学期の振り返り 

2022春学期の振り返り

2022秋学期の振り返り

 

目次:

 

学業

研究室配属

3月末に研究室配属がありました。どこに希望を出すか本当に迷いに迷ったのですが、昨年度の春学期にプロジェクト研究でお世話になった研究室に第一希望で配属され、一安心でした。先生や先輩は優しく、個性の強い同期たちにも恵まれて毎日非常に愉快に過ごしております。

配属後に聞いた話ですが、定員の3倍近くの人数と成績バトルしたらしいです。人気の出づらい分野の研究室だと思っていたのでこれには驚きました。先生にとっても予想外だったみたいで、配属直後の時期に、今年は何があったんですか?と聞かれました。

あと私の代が修士を卒業すると同時に先生も退官されるので、研究室がなくなります。これも配属後に知って驚きました。寂しい。

 

時間割

卒論以外の必修は昨年度までで取り終わっているため、指導教員の担当している授業と大学院の先取り履修をいくつか取りました。数学・応用数理の副専攻も単位は既に取りきっているのですが、数学基礎論Aは趣味で取りました。卒業論文Aと書いてある部分はゼミの時間です。

 

[火1,2] 集積回路システム設計

2コマ✕1Q の授業です。6月中旬くらいに終わるので気楽かなと思って取りました。

実際のところはというと、早稲田大学は90分だった授業時間を今年度から100分に延ばしてしまったので、1限の開始時間が9:00から8:50になっており、これが非常に辛かったです。半分くらい遅刻したと思います。あと2コマ連続なのも普通にしんどいです。200分て。

半導体とか集積回路の回路の遅延とかについて結構詳しくやるのですが、論理回路以外の分野がイマイチ楽しいと思えなかったので、電子物理システム学科に行かなくて良かったと思います。一緒に授業を受けていた研究室の同期は結構楽しそうにしていました。

期末テストの前の回でウエハにそっくりなうちわをもらったのが一番印象に残っています。テストはほぼ全問マルバツ問題だったので一夜漬けでなんとかなりました。

 

[火3] 数学基礎論A

数学科・応用数理学科の3年生に混ざって授業を受けていました。

初めは教室のおしゃべりがうるさすぎて不安でしたが、うるさい学生たちは 2次登録以降で履修を取り消していくので回を追うごとに人が減り教室の治安が良くなっていきました。初回の授業で「基礎って入ってるから絶対楽単でしょ」などと言っていた前の席の女の子たち、すごかったな。シラバス読んだことないんだろうな。彼女たちはどういう卒論を書いてどういうところに就職するんでしょうか。

内容がとても面白かったし、先生が板書バリバリ取るスタイルだったおかげで身につきやすかった気がします。おすすめです。でも期末テストは全然自信ないです。

 

[水2] 高信頼ソフトウェア

指導教員の授業です。promelaという言語を使ってモデル検査をしたりSAT-solverを使ってみたりする課題がでて面白いです。でも授業がフル英語なので講義は半分くらいしか聞けていなかった気がします。私のような弱者は資料を読みましょう。それでもだめなら先生が大昔に作った日本語の資料を発掘したりしましょう。

 

[金1] 自然言語処理

1限辛い。授業すぐ終わるなら授業始めるの遅らせてほしい。先生の声、絶妙に聞き取りづらい音量。英語...

最終課題としてサーベイか実装をして発表する回があったのですが、逆張りできて満足だったので楽しかったと思います。

 

[金3] 先端プロセッサ技術

先生の英語の癖がすごい。口頭でthusって言う人あんまりいない気がします。内容は2, 3年のときのコンピュータアーキテクチャの授業と半分くらいかぶっていますが、投機実行とかの流れで Spectre と Meltdown の話がでてハードウェアセキュリティって面白そうだなと思いました。今ちょうど知り合いがセキュリティキャンプ全国大会に参加している影響で、面白そうなことをやっているのがタイムラインにたくさん流れてくるので、Aトラックいいな〜応募すれば良かったな〜と思いながら眺めています。全国大会の方は年齢制限でもう参加できないみたいなので、来年はミニキャンプとかに参加してみたいなという気がしています。

中間・期末テストは易しめにしてくれている印象で印刷した資料も持ち込み可なので、怖がらなくて大丈夫です。

 

研究室での生活
ゼミ

輪読、研究紹介、班ゼミで週に5コマありました。全員参加のゼミがこれだけあるのはかなり珍しい方なんじゃないかと思います。先生もいつもいて、輪読でわからないところがあったらゼミ中にすぐ聞けたり、班ゼミで意見がもらえたり、手厚いです。先輩たちもいつも日誌を確認してコメントをくれたり普段からたくさんお喋りしてくれてとてもフレンドリーな優秀なスーパーマンばかりです。

 

宴会

月末に学生が買い出しをして料理をし、みんなでお酒を呑む会があります。慣習的に(?)B4の学生が準備することになっているみたいなのですが、我々の代に料理に熱心な人がおらず、みんな性格もバラバラなのでいつもドタバタしています。先月は卒論のキックオフがあり、例外的に先輩たちがスパイスカレーを作ってくれてとても美味しかったので、我々もそうめんとかでお茶を濁したり、先生の作った牛すじ煮込みのパワーに頼ったりしないでもう少し頑張ったほうがいいなと危機感を抱きました。10月の宴会のメニューって何がいいんだろう。かぼちゃ尽くし?

 

学業以外

猫ちゃん

私が8歳の頃から一緒に暮らしてきた猫を3月に亡くしました。4月で14歳になるはずでした。しばらくは公共交通機関で急に涙を流す奇人をやっていましたが、そろそろ結構平気になってきました。

 

はじめてのインターン

辞めたい辞めたいとさんざん言っていた塾講師をとうとう辞めて、3月からとある企業でエンジニアとしてインターンをしていました。開発経験が本当にまったくないのに何故雇ってくれたのか本当に不思議です。色々と思うところがあって8月で退職しますが、経験を積むことができてありがたかったです。

 

Google STEP

5月の初週から6月末まで、8週間にわたってGoogle STEPという女子学生のための教育プログラムに参加していました。毎週面白い(けど結構重めな)課題がでて、提出するとメンターさんや授業を担当しているエンジニアの方からのフィードバックがもらえます。最後の2週間の間にコーディング面接が2回あり、合格するとGoogle Japan officeで9週間以上のインターンに参加できます。

残念ながら面接を失敗してしまったためインターンには参加できなかったのですが、授業が面白かったのはもちろん、すごいエンジニアの方々のお話を聞けたり、コードみてもらえたり、他校の大学生たちと交流できてとても刺激を受けました。そもそもGoogleのofficeに入れる機会なんてそうそうないので、本当に貴重な体験ができたと思います。

でもほんとにSTEPインターンいきたかったな......正直結構準備して7割くらい受かった気がしていたので今も本当に悔しいです。もっと強くなって来年はSWEインターンの選考で戦えるように頑張ります。

 

まとめと夏休みの計画

授業が少ないから暇かと思いきや、今年からほぼ完全に対面授業に戻ったせいで大学に入学して以来一番体力を消耗した学期でした。

色々なことに手を出しすぎたせいで、中間試験の時期は特に全部が襲いかかってきていて、私は十分寝ていない日が続くとすぐにおかしくなってくるので、本当に精神をどうにかしそうになりました。

完全にバカなんですが、その時期に漢検準1級とかも受けていたのを今思い出しました。そして普通に勉強不足で落ちました。お金もったいない。でも私の偉いところはどんなに勉強していない試験でも会場に受けに行くところだと思います。

 

夏休み中は、STEPインターンの代わりにと急遽探した別のインターンに採用してもらえたので、ひとまずそちらにお世話になりつつ、春学期に疎かになってしまっていた研究に本腰を入れられたらいいなと思っています。秋に受ける予定の資格試験の勉強もありました。大変だ。

ゼミ合宿とか友達と遊ぶ予定もいくつかあるので、楽しみです。ご飯くらいだったらいつでも行くので人々は気軽に誘ってください。